2009年02月27日
ピアソラ
今から十数年前、TVのチャンネルを手繰っていたら、二台のピアノの壮絶な演奏に釘付けになった。
クラッシクでもなくジャズでもなく、この音楽はなんだろうと。
そのまま見続けるとそれがタンゴだということがわかった。
タンゴというと情熱的なあの踊り、という印象とはかけ離れていた。
アストル・ピアソラ、タンゴに革命を起こした男
というタイトルではなかったけど、彼の特集で没後クラッシク系のアーティストが好んで彼の曲を演奏するようになったというような内容だったと思う。(途中から見たので)
番組の最後に彼がバンドネオンで演奏した「アディオス・ノニーノ」という曲には胸を打たれ涙がこぼれた。
その後、すぐCDショップに行き、ピアソラのCDを何枚か買い夢中で聴きこんだ。
当時はネットもやってなかったし情報がほとんど無い中、とりあえず「アディオス・ノニーノ」が入ってるベスト盤から買って、好きな曲が入っているCDといった順に買っていた。
最近、iTunesにアルバムをインポートしてジャケット写真をamazonから引っ張ってくる際にレビュー等を読んでいたら、自分の持ってるアルバムの一枚が廃盤になっているということを知り、その他、何枚か評判のいいものが在庫がなく高値で出品されてることもわかった。
当時はCDショップにたくさん並んでいたのに・・・
今、手に入れておかなければ今後更に手の届かないものになってしまう。
とピアソラ収集に火がともると共にピアソラブーム再燃!!
十数年の期間を経て、自分の耳も好みも変化を遂げているようで以前は聞き流していた曲に目覚めている。
同じ曲でもアレンジ、演奏者が変わると違うということもあるけど。
amazonに無くてオンラインのHMV、タワーレコードにも無くて、渋谷の直営店まで行ってタワレコでやっと見つけた。
Tango: Zero Hour
レビュー通り、今までのピアソラ作品に中で群を抜いて良い出来。
それぞれの楽器が情念を持って迫ってくるといった感じで、ながら聞きではなくじっくりと聴き入りたい一枚。
今、一番のお気に入り。
La Camorra
Tango:Zero Hourと双璧を成す、ピアソラの傑作だそうで、こちらはとりあえずnanoには入れてみたけど、聞くのがもったいない気がして、環境が整ったら聞いてみようかと思っているところ。
他にまだ封もあけていないライブ盤などもあったりします。
順に聞いていくのが楽しみ(*^^*)
そして、気になるもう一枚
「AA印の悲しみ」
どこ探しても新品はなく・・・amazonで18,800円って高すぎて手が出ない^^;
もし、お持ちの方がいらしたら貸してくださ~~い、とつぶやいておこうっと。
投稿者 りんご : 2009年02月27日 17:27